車返線 №10(くるまがえしせん)

電 圧:6万6千ボルト
高 さ:37メートル
重 量:19トン
建設年(竣工):1967(昭和42)年
所在地:東京都府中市
鉄塔型: 耐張(門型)
電線線種:ACSR410
回 線:2回線(支持物: 4回線)

鉄塔プロフィール
西武鉄道多摩川線の軌道を跨いで建ち、鉄塔下部には鉄道設備が共架されており、鉄道と共存する鉄塔。白糸台駅近傍から新小金井駅近傍まで続く門型鉄塔の下を、電車が軽快に潜り抜けてくる景色が見られるため、都内近郊に数ある軌道上の門型鉄塔の中でも、特に人気の鉄塔である。

多摩川線 №4(たまがわせん)

電 圧:6万6千ボルト
高 さ:35メートル
重 量:25トン
建設年(竣工):2008(昭和20)年
所在地:東京都日野市
鉄塔型: 引留(四角)
電線線種:ACSR240
回 線:2回線(支持物: 4回線)

鉄塔プロフィール
東京電力総合研修センター内に建てられた訓練用鉄塔。東京電力パワーグリッドに入社した送電社員は、まずこの鉄塔で訓練を受け、送電屋の基本を学ぶ。様々な訓練に対応できるよう形状が工夫されており、鉄塔組立てから電線架線まで社員の手で建設された。社内だけでなく、ラインマン達の訓練にも使用されている。

西北線 №20(せいほくせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:100メートル
重 量:427トン
建設年(竣工):1995(平成7)年
所在地:東京都稲城市
鉄塔型: 耐張(都市型)
電線線種:ACSR410×4導体
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
東京西部から都心部へ電力を超高圧で導入するため1970(昭和45)年に建設された西北線。多摩ニュータウン開発に伴い1995年に都市型鉄塔に建替られた3基のうちの1基。下部は将来の土地開発等を考慮し鋼管材ラーメン構造とし、上部は地域環境と景観に配慮しシンプルでスマートなデザインとなっている。

成瀬線 №4(なるせせん)

電 圧:15万4千ボルト
高 さ:39メートル
重 量:46トン
建設年(竣工):1980(昭和55)年
所在地:東京都町田市
鉄塔型: 耐張(鋼管柱)
電線線種:ACSR240
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
町田市成瀬周辺のJR新駅開業と都市化に伴う急速な電力需要に対応し、住宅街に調和する形状で建設された鋼管柱鉄塔。都市区画整理とも整合させるため、4本の脚下と一体化した基礎で水路上を跨いだ形となっている。塔体部から脚部のボックス断面鋼管材に、緩やかな傾斜と曲線を持つモダンな形がモニュメント的な雰囲気を醸し出している。

只見幹線 №545(ただみかんせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:81メートル
重 量:158トン
建設年(竣工):2021(令和3)年
所在地:東京都日野市
鉄塔型: 耐張(四角)
電線線種:ACSR330×2導体
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
一級河川の多摩川を横断する長身の双子鉄塔。鉄塔最下部を90度捻った特殊な構造の鉄塔。一般的な等辺山形鋼のスマートな四角鉄塔と違い、捻ねりを加えた鉄塔の姿から「ツイスト鉄塔」と呼ばれる。桜ケ丘線(東京電力PG、この鉄塔もドナウ型であり珍しい)とクロスする姿からも、その特殊さがお互いを引き立て合っている。

只見幹線 №543(ただみかんせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:59メートル
重 量:41トン
建設年(竣工):1985(昭和60)年
所在地:東京都府中市
鉄塔型: 耐張(四角)
電線線種:ACSR330×2導体
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
約60m級の高さの鉄塔が国立市方面へ続く。周辺の建物の高さと比べることで鉄塔の迫力を倍増させており、鉄塔が連なって見える光景は、鉄塔ファンとしては、たまらない光景である。

只見幹線 №531-1(ただみかんせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:59メートル
重 量:56トン
建設年(竣工):2007(平成19)年
所在地:東京都府中市
鉄塔型: 耐張(四角)
電線線種:ACSR330×2導体
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
東京都立多摩総合医療センターに寄り添って立つ鉄塔。夜には鉄塔周辺の外路灯の光の反射によって昼間とは違った趣きになり、幻想的な鉄塔に変身。背景の薄暗さと外路灯の光がシンプルな鉄塔をより一層際立たせている。

只見幹線 №532-4(ただみかんせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:35メートル
重 量:20トン
建設年(竣工):1969(昭和44)年
所在地:東京都小平市
鉄塔型: 引留(四角)
電線線種:ACSR330×2導体
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
送電線を多摩変電所(東京電力PG)へ引き込むアンカー的存在の鉄塔。電線の円廻し用の鉄塔腕金や碍子を駆使して、スマートに変電所に接続され、電力を送電している。送電線はさらに南下し、約20km先の西東京変電所へと繋がっていく。

カードケース表紙
東京西線 №26(とうきょうにしせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:79メートル
重 量:60トン
建設年(竣工):1975(昭和50)年
所在地:東京都日野市
鉄塔型: 耐張(四角)
電線線種:TACSR610×4導体
回 線:2回線(支持物:6回線)

鉄塔プロフィール
27万5千ボルト2回線と6万6千ボルト4回線の送電線を併架する大型の鋼管鉄塔。
八王子市街を見下ろし,背後には奥多摩方面の山々を眺む。

カードケース中面
西北線 №27(せいほくせん)

電 圧:27万5千ボルト
高 さ:56メートル
重 量:76トン
建設年(竣工):1970(昭和45)年
所在地:東京都調布市
鉄塔型: 耐張(四角)
電線線種:ACSR410×4導体
回 線:2回線

鉄塔プロフィール
形状をドナウ型とする事で,鉄塔高さを抑えつつも水面からの送電線高さを確保して多摩川を横断,背後にある変電所鉄構へ送電線を導いている。