白子線 №5(しらこせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:46メートル
重 量:124トン
建設年(竣工):1983(昭和58)年
所在地:埼玉県和光市
鉄塔型:直角引留(鋼管門形)
電線線種:TACSR610
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
東武東上線・東京メトロ有楽町線・副都心線が乗り入れる和光市駅を跨いで建つ、特殊な鋼管門型鉄塔。電線方向を直角に曲げるため、ジャングルジムのような形となっている。4脚のうち2脚が駅のホームにあり、駅と一体化していることから、鉄塔下に電車が停車する姿が見られる。
芝川線 №29(しばかわせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:46メートル
重 量:32トン
建設年(竣工):1975(昭和50)年
所在地:埼玉県さいたま市緑区
鉄塔型: 懸垂(鋼管2本柱)
電線線種:ACSR610
回 線:4回線
鉄塔プロフィール
江戸時代中期、徳川吉宗の享保の改革により新田開発された見沼田んぼの中に建つ、ライトグリーンの鋼管2本柱鉄塔。自然調和を考えたその形は、頂部の地線アームが弧を描く特徴的なスタイルで、まるで草むらのカマキリにも見える。
東洋製罐吉見線 №1(とうようせいかんよしみせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:45メートル
重 量:14トン
建設年(竣工):1971(昭和46)年
所在地:埼玉県比企郡吉見町
鉄塔型:段違い直角引留(四角)
電線線種:ACSR160
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
鉄塔の4脚のうち2脚のみに、転び(傾き)をもった特殊な設計の鉄塔。一般的な4脚に転びをもった鉄塔と違うユニークな姿
は、人間の「休め」のポーズに似ていることから、「休め鉄塔」とも呼ばれる。
DOWAハイテック線 №4(どうわはいてっくせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:12メートル
重 量:1トン
建設年(竣工):1966(昭和41)年
所在地:埼玉県本庄市
鉄塔型:耐張(矩形)
電線線種:S-TACSR/AC70
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
15万4千ボルト上越幹線の電線下をくぐるため、電線を水平に配列した小さな矩形鉄塔。電柱と同じくらいの高さとなる鉄塔
の頂部は、ヘリコプター巡視のため赤く塗装されており、帽子をちょこんとかぶった子供の姿に見えて可愛らしい。
只見幹線№.337(新新田~新坂戸) (ただみかんせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:124メートル
重 量:242トン
建設年(竣工):1994(平成6)年
所在地:埼玉県熊谷市
鉄塔型:懸垂(四角)
電線線種:TACSR810×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
一級河川の利根川を横断する長径間鉄塔。
径間長750mの電線から伝わる大きな荷重を支えるため、鉄塔下部で脚を大きく広げており、安定感がある。基礎部の根開きは28mにもおよぶ。
河川敷に位置するため、洪水時の河川水位を考慮して鉄塔基礎部を高くしている。地上から見ると基礎と脚材の立ち上がりがとても優美。
只見幹線№.352(新新田~新坂戸) (ただみかんせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:82メートル
重 量:79トン
建設年(竣工):1986(昭和61)年
所在地:埼玉県熊谷市
鉄塔型:懸垂(四角)
電線線種:TACSR810×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
高さ80~110mの鉄塔が直線状に5基続き、66kV6回線の行田線(東京電力PG)が並走する電力の大動脈。背景の雲と薄暗さが迫力をより一層際立たせている。
只見幹線は昭和34年の建設以降、東群馬~新坂戸変電所にかけて50万ボルトに順次増強され、東京電力PGの送電線と共に関東圏の電力ネットワークを支えている。
只見幹線№.423(新新田~新坂戸) (ただみかんせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:154メートル
重 量:221トン
建設年(竣工):1989(平成元)年
所在地:埼玉県坂戸市
鉄塔型:懸垂(四角)
電線線種:TACSR810×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
90m級の50万ボルト新古河線(東京電力PG)を横断する超巨大鉄塔。
関東エリアで最大級の鉄塔高さ(J-POWER送変電では5番目)を誇る。
50万ボルトの送電線同士が交差して魅せる雄大さは鉄塔マニアの間で聖地とも呼ばれている。
航空法の規定により設置している高光度航空障害灯が、昼夜問わず明るい閃光を放っている。
只見幹線№.431-3(新新田~新坂戸) (ただみかんせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:109メートル
重 量:428トン
建設年(竣工):1994(平成6)年
所在地:埼玉県坂戸市
鉄塔型:引留(四角)
電線線種:TACSR810×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
送電線を新坂戸変電所へ引き込むアンカー的存在。
J-POWER送変電で3番目の重量を誇る鉄塔が電線をしっかり支えている。
引込角度のシャープさに対応するため、電線の円廻しや箱型の腕金を駆使した工夫が見られる。
ここまで50万ボルトで送られてきた電力は新坂戸変電所で27万5千ボルトに変換され南川越変電所へつながる。
カードケース中面の鉄塔
水野線№.7 (みずのせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:57メートル
重 量:304トン
建設年(竣工):1992(平成4)年
所在地:埼玉県狭山市
鉄塔型: 耐張 (矩形・引留)
電線線種:TACSR810
回 線:8回線
鉄塔プロフィール
まず見ることの少ない8回線鋼管矩形鉄塔。アームはH型鋼を採用し,重量感のある6基がこの鉄塔で立ち並ぶ。特にこの鉄塔は,電線を引留めるため重厚な造りとなっている。
鷲宮線№.67 (わしのみやせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:39メートル
重 量:28トン
建設年(竣工):1987(昭和62)年
所在地:埼玉県北葛飾郡杉戸町
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:ACSR240 TACSR810
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
老側にある27万5千ボルトの送電線の下潜りのため,若側が垂直配列,老側が水平配列の鉄塔。
水平配列のアームが,まるでテラスのように横に広がっている。
新古河宮線№.28 (しんこがせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:68メートル
重 量:56トン
建設年(竣工):1970(昭和45)年
所在地:埼玉県坂戸市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:TACSR410×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
50万ボルト外輪系統の一環として建設され,当初は27万5千ボルトで運転,昭和50年に50万ボルトに昇圧。耐アークがいしの一部採用など当時の最新技術を適用。多くは夕陽に映える場所を経過している。
西上武幹線№.172 (にしじょうぶかんせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:70メートル
重 量:55トン
建設年(竣工):2015(平成26)年
所在地:埼玉県大里郡寄居町
鉄塔型: 懸垂 (三角)
電線線種:RLN-TACSR 810×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
脚を3本とした実例の少ない三角鉄塔を採用。埼玉県内ではこの1基が唯一の三角鉄塔。
狭山線№.60 (さやません)
電 圧:15万4千ボルト
高 さ:23メートル
重 量:10トン
建設年(竣工):1988(昭和63)年
所在地:埼玉県入間市
鉄塔型: 耐張 (ドナウ)
電線線種:ZTACIR410
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
この鉄塔が建つ周辺は,航空法の規制により鉄塔の高さを抑える必要があることから,3相のうち2相を水平に配置する”ドナウ型鉄塔”を採用。
安曇幹線1号線№.226 (あずみかんせん1ごうせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:33メートル
重 量:35トン
建設年(竣工):1969(昭和44)年
所在地:埼玉県秩父郡小鹿野町
鉄塔型: 耐張 (烏帽子型)
電線線種:IACSR/Est410 ×4導体
回 線:1回線
鉄塔プロフィール
烏帽子形鉄塔の代表格である鉄塔。昭和44年に建設され当初は27万5千ボルトで運転し,昭和57年に50万ボルトへ昇圧された。ネコ鉄塔などニックネームを付けられることが多く,一度見たら忘れられない形状が大きな特徴。
狭山線№.61 (さやません)
電 圧:15万4千ボルト
高 さ:29メートル
重 量:11トン
建設年(竣工):1988(昭和63)年
所在地:埼玉県入間市
鉄塔型: 耐張 (ドナウ)
電線線種:ZTACIR410
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
この鉄塔が建つ周辺は,航空法の規制により鉄塔の高さを抑える必要があることから,3相のうち2相を水平に配置する”ドナウ型鉄塔”を採用。
天沼線№.5 (あまぬません)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:55メートル
重 量:117トン
建設年(竣工):1981(昭和56)年
所在地:埼玉県上尾市
鉄塔型: 耐張 (鋼管3本柱)
電線線種:TACSR810
回 線:4回線
鉄塔プロフィール
鉄塔に大きな荷重がかかるため,3本の柱で建つ鋼管柱鉄塔。柱をつなぐ梁が三角形に組んであり,グリーンの塗色が特徴的。
春日部線№.40 (かすかべせん)
電 圧:27万5千ボルト
高 さ:52メートル
重 量:28トン
建設年(竣工):1971(昭和46)年
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:ACSR410×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
大正3年に建設された猪苗代旧幹線(猪苗代~田端)ルートの一部を活用し,当初は15万4千ボルトで運転,昭和47年に27万5千ボルトへ昇圧された。
新鶴ヶ島線№.1-1 (しんつるがしません)
電 圧:50万ボルト
高 さ:58メートル
重 量:73トン
建設年(竣工):2015(平成27)年
所在地:埼玉県鶴ヶ島市
鉄塔型: 耐張 (引留)
電線線種:TACSR610×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
平成6年に,従来の27万5千ボルトルート上に建設。50万ボルトでありながら電線の幅を27万5千ボルトのままにした狭線間技術を採用。本鉄塔は,系統変更工事に伴い新設した,変電所構内の引留鉄塔。
新榛名線№.163 (しんはるなせん)
電 圧:50万ボルト
高 さ:87メートル
重 量:226トン
建設年(竣工):1981(昭和56)年
所在地:埼玉県秩父郡小鹿野町
鉄塔型: 耐張 (引留)
電線線種:TACSR810×6導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
6導体を採用し,急峻な山間地を経過する送電線。この鉄塔は末端の引留型鉄塔で,この送電線の中では超重量級の規模を誇る。
春日部線№.16 (かすかべせん)
電 圧:27万5千ボルト
高 さ:49メートル
重 量:69トン
建設年(竣工):1967(昭和42)年
所在地:埼玉県北葛飾郡宮代町
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:ACSR410×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
大正3年に建設された猪苗代旧幹線(猪苗代~田端)ルートの一部を活用し,当初は15万4千ボルトで運転,昭和47年に27万5千ボルトへ昇圧された。この鉄塔から先は6回線鉄塔が一直線上に続く。
鷲宮線№.65 (わしのみやせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:23メートル
重 量:28トン
建設年(竣工):2014(平成26)年
所在地:埼玉県北葛飾郡杉戸町
鉄塔型: 耐張 (門型)
電線線種:UTACIR/EAC
240
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
15万4千ボルトの送電線の下潜りのため,若側が変形三角配列,老側が水平配列とした3段ビームを採用。
道路や河川,鉄道等を跨ぐ用途以外で適用したユニークな装柱の門形鉄塔。
河北線3.4号線№.10 (かわきたせん3.4ごうせん)
電 圧:27万5千ボルト
高 さ:53メートル
重 量:43トン
建設年(竣工):1973(昭和48)年
所在地:埼玉県北葛飾郡杉戸町
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:ACSR410
×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
電力需要増加に伴い,昭和43年に建設された河北線1.2号線の第二ルートとして建設された,言わば弟分的な送電線。
入間線№.44 (いるません)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:24メートル
重 量:22トン
建設年(竣工):1978(昭和53)年
所在地:埼玉県東松山市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:ACSR610
回 線:4回線
鉄塔プロフィール
50万ボルト送電線の下を潜り,ラーメン基礎で農道を跨ぐ鉄塔。大きく脚を開いた姿は,まるで四股を踏んでいるようも見える。
並木線№.2 (なみきせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:30メートル
重 量:15トン
建設年(竣工):1975(昭和50)年
所在地:埼玉県所沢市
鉄塔型: 懸垂
(鋼管単柱)
電線線種:TACSR410
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
公園内に建つ,鋼管柱鉄塔の適用が初期の時代に建設された鉄塔。グラデーションで描かれた銀杏の葉っぱが印象的。
太平洋セメント線№.4 (たいへいようせめんとせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:22メートル
重 量:13トン
建設年(竣工):1977(昭和52)年
所在地:埼玉県日高市
鉄塔型: 耐張 (矩形)
電線線種:ACSR610
回 線:4回線
鉄塔プロフィール
15万4千ボルトの送電線の下潜りのため,電線を水平配列にした矩形鉄塔。横に広がった形状がユニーク。
水野線№.4 (みずのせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:64メートル
重 量:152トン
建設年(竣工):1992(平成4)年
所在地:埼玉県狭山市
鉄塔型: 耐張 (矩形)
電線線種:TACSR810
回 線:8回線
鉄塔プロフィール
まず見ることの少ない8回線鋼管矩形鉄塔。アームはH型鋼を採用し,重量感のある6基がこの鉄塔で立ち並ぶ。この中でも一番の高さを誇る。
新新田線№.73 (しんにったせん)
電 圧:50万ボルト・15万4千ボルト
高 さ:94メートル
重 量:273トン
建設年(竣工):1980(昭和55)年
所在地:埼玉県深谷市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:TACSR810×6導体
回 線:4回線
鉄塔プロフィール
世界初の6導体を採用した送電線。50万ボルト外輪系統としての一翼を担い,下回線には15万4千ボルト送電線を併架。鉄塔高や重量が超弩級の鉄塔が建ち並ぶ。
東坂戸線甲-5-1、乙-5-1 (ひがしさかどせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:27メートル
重 量:9トン
建設年(竣工):1991(平成3)年
所在地:埼玉県坂戸市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:TACSR810
回 線:2回線×2ルート
鉄塔プロフィール
50万ボルト送電線の下を潜るため,4回線装柱から2回線装柱×2ルートとして分かれた鉄塔。2基とも同一の鉄塔を採用し,まるで双子のような鉄塔。
只見幹線№.455(ただみかんせん)
電 圧:27万5千ボルト
高 さ:60メートル
重 量:92トン
建設年(竣工):1990(平成2)年
所在地:埼玉県川越市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:TACSR810×4導体
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
新坂戸変電所を経過し南川越変電所へ引き込む最終鉄塔。
昭和34年建設以降、関東圏の超高圧送電ネットワーク強化のため、27万5千ボルトのまま増強された。増強時には周辺の市街化が進んでいたため、既設の電線間隔に収めるよう、腕金先端より塔体側にずらした位置で電線を取り付ける工夫をしている。
新岡部線№.65 (しんおかべせん)
電 圧:50万ボルト、15万4千ボルト
高 さ:95メートル
重 量:131トン
建設年(竣工):1980(昭和55)年
所在地:埼玉県本庄市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:TACSR810×6導体
回 線:4回線
鉄塔プロフィール
世界初の6導体を採用した送電線。50万ボルト外輪系統としての一翼を担い,下回線には15万4千ボルト送電線を併架。鉄塔高や重量が超弩級の鉄塔が建ち並ぶ。
北鳩線№.90 (きたばとせん)
電 圧:15万4千ボルト、6万6千ボルト
高 さ:82メートル
重 量:103トン
建設年(竣工):1981(昭和56)年
所在地:埼玉県川口市
鉄塔型: 耐張 (四角)
電線線種:TACSR810
回 線:8回線
鉄塔プロフィール
15万4千ボルト6回線,6万6千ボルト2回線を併架する8回線鉄塔。
国道と県道の交差点脇に立ち,地下鉄駅からも近い場所に建つ,圧倒的な存在感を持つ鉄塔。
並木線№.1 (なみきせん)
電 圧:6万6千ボルト
高 さ:28メートル
重 量:26トン
建設年(竣工):1975(昭和50)年
所在地:埼玉県所沢市
鉄塔型: 耐張 (鋼管2脚柱)
電線線種:TACSR410
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
遊歩道に建つ,鋼管柱鉄塔の適用が初期の時代に建設された角形鋼管を採用した鉄塔。線路方向に脚を開き,横から見ると「A」の文字にも見える。グラデーションで描かれた銀杏の葉っぱが印象的。