田代幹線№60(たしろかんせん)


電 圧:15万4千ボルト
高 さ:26メートル
重 量:6トン
建設年(竣工):1927(昭和2)年
所在地:山梨県南巨摩郡身延町
鉄塔型: 懸垂型(四角)
電線線種:ACSR240
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
早川水系の水力発電所で発電した電気を京浜地域へ送るために建設された山梨県内でも古参の鉄塔。前後の鉄塔との高低差が大きく、上に引っ張られる力により懸垂がいし装置が浮き上がるのを防ぐため、電線を下からもがいし装置で引っ張るタイダウン装置を採用している。現代では採用されない方式であり、時代の遺物とも言える。
西山線№38(にしやません)


電 圧:15万4千ボルト
高 さ:22メートル
重 量:6トン
建設年(竣工):1956(昭和31)年
所在地:山梨県南巨摩郡早川町
鉄塔型: 耐張型(烏帽子形)
電線線種:IACSR160
回 線:1回線
鉄塔プロフィール
水平1回線配列の小さな烏帽子型鉄塔であるが、その中でも電線が分岐している珍しいタイプである。様々な形のある送電鉄塔の中でもその見た目から「ネコ(耳)」鉄塔とも呼ばれ、愛嬌のある人気者である。南アルプスの山々の豊富な水により水力発電所で発電した電気を急峻な山岳地を抜けて送り届ける役割を担っている。
釜無団地線№1(かまなしだんちせん)


電 圧:6万6千ボルト
高 さ:94メートル
重 量:137トン
建設年(竣工):2002(平成14)年
所在地:山梨県南アルプス市
鉄塔型: 耐張型
電線線種:KTACSR/AC530
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
釜無川と開国橋の上空を斜めに横切る事から,6万6千ボルトの送電線であれば通常は300m~400m程度である鉄塔間の距離が1,050mにもおよび、6万6千ボルトの送電線では日本最長級で希な存在である。鉄塔高も100mを超えており。高い支持点同士を結ぶ規則的に配置された深い弛みの電線が印象的である。
武田線№2(たけだせん)


電 圧:6万6千ボルト
高 さ:27メートル
重 量:5トン
建設年(竣工):1966(昭和41)年
所在地:山梨県甲府市
鉄塔型: 耐張型
電線線種:ACSR160
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
住宅地に建つごく一般的な送電鉄塔に見えるが,上の方をよく見ると長幹がいしが腕金の側面へ水平に取り付けられており,ジャンパ線を腕金の外側に張り出して絶縁を保つ唯一無二の珍しい装柱となっている。腕金の長さや上下間隔を狭めることにより,コンパクトな装柱となっており,設計の工夫が十二分に伺える。
佐久間東幹線№304(さくまひがしかんせん)


電 圧:27万5千ボルト
高 さ:39メートル
重 量:19トン
建設年(竣工):1956(昭和31)年
所在地:山梨県南都留郡道志村
鉄塔型: 耐張型(四角)
電線線種:ACSR610
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
関東山地の一角、丹沢山地に位置する鉄塔。距離の長い送電線は電気の波のバランス維持のため、電線配置を入れ替える「ねん架」を行う。赤や黄に染まった木々の中にそびえる複雑に交差する電線の構成美とその交差を支える鉄塔の精緻な機能美。そして周囲の季節の彩りが融合し、技術と自然が織りなす至高の景観美を描き出している。
佐久間東幹線№151(さくまひがしかんせん)


電 圧:27万5千ボルト
高 さ:69メートル
重 量:76トン
建設年(竣工):建設中
所在地:山梨県南巨摩郡富沢町
鉄塔型: 耐張型(四角)
電線線種:TACSR/AC610
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
現在の鉄塔から新しい鉄塔に変わっていく工事中の光景。鉄塔内部の中央にそびえ立つ建設クレーンによって、鉄塔の部材1つ1つが上空高く運ばれ、上空では空の職人ラインマンが待ち構え、レンチを使って手作業で部材が連結(組む)されていく。機械の力と人の技術が組み合わさって「今」しか見ることができない貴重な場面である。
佐久間東幹線№162(さくまひがしかんせん)


電 圧:27万5千ボルト
高 さ:37メートル
重 量:23トン
建設年(竣工):1956(昭和31)年
所在地:山梨県南巨摩郡富沢町
鉄塔型: 耐張型(四角)
電線線種:ACSR610
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
2回線の送電鉄塔から山頂の左右に枝分かれしていく合流鉄塔。長年にわたる風雨に耐え、電線を支えてきたその姿はいぶし銀のような存在。山頂中央の奥にそびえるのは更新後の新たな鉄塔。この新たな鉄塔に役割が引き継がれる間際であるが、その時が来るまで、電力ネットワークを静かに、そして確かに支え続けている。
カードケース表紙
藤野木線№38(とうのきせん)


電 圧:15万4千ボルト
高 さ:43メートル
重 量:22トン
建設年(竣工):2024(令和6)年
所在地:山梨県笛吹市八代町
鉄塔型: 耐張型
電線線種:ACSR/AC410
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
甲府盆地南端の高台に位置する鉄塔で、周囲には山梨県名産のもも畑が広がっている。鉄塔近傍からは甲府盆地・アルプスの山々や建設中のリニア中央新幹線を一望るす事ができる。近年、送電系統の増強に伴い建て替えられ、天竜南線から藤野木線と名称が変更された送電線である。
カードケース中面
天竜東幹線№186(てんりゅうひがしかんせん)


電 圧:15万4千ボルト
高 さ:33メートル
重 量:7トン
建設年(竣工):1930(昭和5)年
所在地:山梨県韮崎市神山町
鉄塔型: 懸垂型
電線線種:TACSR240
回 線:2回線
鉄塔プロフィール
韮崎市の指定記念物である樹齢300年以上のエドヒガン桜・わに塚の桜は、満開の時期には富士山を背に花を広げ、山梨県を象徴する春の風景として親しまれている。多くの写真家が集う名所であり、そばに佇む送電鉄塔と自然がひとつの情景をつくり出す姿は、まさに“鉄塔絶景”と呼ぶにふさわしい。